幼児期にはタイムリミットがある

0~6歳は「人格形成期」と言われます。それは人生の終焉まで大きな影響を与える時期ということです。この時期にはタイムリミットがあります。「0~6歳」までなのです。体の器官の成長や、筋肉や感覚器の発達は人格形成に深くかかわります。もちろん個人差はありますが6歳までに歯が生え変わり始めます。内臓器官の発達の40%が6歳までに行われます。感情や情動を司る脳は6歳までにほぼつくられます。体も心も、幼児から少年期、さらに大人へと変化しているのが0~6歳です。この時期に形成された「人格」の上に学習による知識、経験、行動原理や社会や人とのかかわり方といったものが築かれます。

つまり、幼児期とは人生の大樹が力を蓄える根っこが育つときであり、人生という家の土台が据えられるときです。据えられた土台を無視して家を建て上げることはできません。幼児期こそ親世代が子のために時間と知恵と労力を注ぐべき時です。

「時は金なり」という言葉がありますが、時は金より貴重な取り返せない「いのち」そのものと思ったほうが良いのです。「時はいのちなり」です。

2018年08月30日