園について
西荻学園幼稚園は、聖書の証しするキリスト・イエスの愛に基づく保育を実践する幼稚園です。多様化する課題の中で幼児期の「愛される」時間は容易に失われます。伸ばす手を握り返すことや抱きしめること、話を聞くために振り返ること、自分の時間を与えること、そういった具体的な触れ合いが愛されている実感をもたらします。豊かに愛される経験から命の尊さを知り、自分の心と体を大切にする人を育てること。他者の存在を認め、共に生きる世界を喜び、「平和をつくる」ことを目指す幸いな人を育てること。それが私たちの理念です。
幼稚園は「主体的な遊び」を大切にしています。大人の目には遠回りのように見えても、「夢中になって遊び抜く」「遊びの中で自分の見つけた課題を達成する」といった経験が、「問題を解決しようと考える人」「未来を拓く提案のできる人」「自制心と自己主張のバランスを持った人」へと成長していくための人生の根っこを育てます。お子さまだけでなく、保護者にとっても幼稚園が安心の場所となるように、私たち自身も学び成長していきたいと思っています。
園長あいさつ
西荻学園幼稚園は日本キリスト教団西荻教会によって設立されたキリスト教主義の幼稚園です。キリスト教主義といっても、特別なものではありません。神さまがお与えくださった生きる力の「根っこ」を育てることを大切にしています。
幼い子の幸いな未来を願う思いは今も変わるものではありません。現代も、現代なりの課題の中で人間にとって貴重な幼児期の「愛される」時間は容易に失われます。幼児期の子どもに「愛している」と言い聞かせても「愛」は伝わりません。手を伸ばす手を握り返すことや抱きしめること、話を聞くために振り返ること、自分の時間を与えること、そういった子どもが体で感じる具体的な触れ合いが愛されている実感を知らせます。
西荻学園幼稚園では、最も子どもらしい自然の姿である「遊び」を通して、さまざまなものへの興味・関心を高め、自分自身を大切にし、他者を大切にすることの喜びを育てます。大人の目には遠回りのように見えても、「夢中になって遊び抜く」「遊びの中で自分の見つけた課題を達成する」といった経験が「自力で問題を解決しようと考える人」「未来を拓く提案のできる人」「自制心と自己主張のバランスを持った人」へと成長するために重要なことです。こうしたお子さまの経験と成長の機会を守り抜くことが最も大切だと考えています。
保護者の皆さまと幼稚園の教職員とが「子育て」と「保育」を良き協力をもって支えあうことで、お子さまの幼児期はより良きものになることでしょう。どんなことでもお尋ねくださり、ご相談ください。お子さまにとって、そして保護者にとっても幼稚園が良い場所となりますように、そして幼い心の内に人生で最も大切な根っこを育むために、私たち自身も過去に満足することなく、学び成長していきたいと思っています。
西荻学園幼稚園理事長・園長
有馬尊義
1970年生まれ。東京神学大学博士課程前期卒。
日本キリスト教団西荻教会牧師/杉並区子ども子育て会議委員
荻窪警察署警察協議会委員/東京都私立幼稚園連合会理事
杉並区私立幼稚園連合会理事(事務局)
教育目標
【幼稚園方針】
人格の基礎となる人間力を育て、
人生を開拓し、
世界に貢献する人へ
平和をつくる者は幸いです。
その人たちは神の子どもと
呼ばれるからです。
キリスト教の精神に基づき、ひとりひとりのお子さまを「神と人から愛される」人として大切にすること。
お子さまたちが未来に向かって生き生きと喜びを得ながら人生を歩むために必要となる力の根っこを育てること。
しっかりと根っこを育てたお子さまたちは、広い世界で待つ沢山の出会い、様々な体験、深い学びへと枝を伸ばし、人生を大きく育てていきます。
好奇心を育てる
人生の中で未知のものに接する機会はたくさんあります。丁寧・適時・適所を心がけて、時には慎重さを諭し、時には大胆さを励まし、未知と向き合う「意欲」と「好奇心」の根っこを育てます。
考える習慣を育てる
大人の知っている最善を押し付けることが、子どもにとっての「今」の最善とは限りません。子どもの疑問を大切にして、子どもが自分で考え、試してみる「勇気」、「行動力」、「判断力」、「思考力」の根っこを育てます。
自己主張を育てる
他律的な行動から、自分の考えを持ち主張することを大切にします。同時に、自分の言葉と行動が周囲に及ぼす影響を想像する「見通し」の根っこを育てます。
協調性を育てる
社会で生きる上で必要な「協調性」を養い、異年齢の子どもが一緒に遊ぶことを大切にします。「共感」の経験から、「コミュニケーション能力」の根っこを育てます。「ありがとう」をたくさん伝え、「責任感」、「利他の喜び」、「自己肯定」の根っこを育てます。
伸びしろを信じる
幼児期に育つのは、人生の基礎であり根っこの部分です。子どもたちがこの上に大きく人生を育てる「伸びしろ」を豊かに持っていることを信じ、大切にします。
キリスト教保育
西荻学園幼稚園は、聖書の証しするキリスト・イエスの愛に基づいてお子さまをお迎えする幼稚園です。お子さまは幼稚園で賛美歌を歌い、お祈りをして、聖書の話を聞きます。
私たちは神さまの大きな愛によって命を与えられ、生まれてきました。幼い時から命の源である神さまを知り、神と人とに愛されて育つことが大切です。神さまと人から愛され育まれた子は人生に感謝と喜びの心を持ちます。幼児期に具体的に愛されたぬくもりを知るお子さまは、将来様々な困難を迎えたときに自分の心と体を大切にしてしっかりと守ることができます。神さまからいただいた命を大切にすることは、自分を受け入れ、他者の存在を受け入れ、共に生きる世界を大切にする守る心・・・「平和をつくる」心を育てます。幼児期に、お子さまの人生を支える「根っこ」をしっかりと育てましょう。
園概要
園概要
- 創立
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1950年8月24日
- 経営主体
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学校法人 西荻学園/理事長 有馬尊義
- 所在地
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〒167-0042 東京都杉並区西荻北2-11-3 TEL・FAX 03-3396-8466
- 定員
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3歳児: 25名/4歳児: 35名/5歳児: 35名
- 職員
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園長1名/事務主事1名/教師6名/補助教師4名
英語講師2名/体育講師1名/造形講師1名
沿 革
1950|8月24日
日本基督教団西荻教会附属幼稚園として
西荻幼稚園開設
(東京都の認可を受ける)
初代園長に西荻教会牧師であった片谷武雄就任
創立者の片谷武雄は戦後の困窮の中で、生きることに必死な大人たちの陰で幼い子らが置き去りにされる様子を見て、この幼い子らと彼らを育てる家庭にこそ「愛されている」ことを知り「愛する」人として平和をつくり出す人々となって欲しい、生まれてきた幸せ、共に生きる幸せを感じ、平和を作る人となって欲しいという願いから、幼稚園を設立しました。
1970 |7月3日
新園舎が完成
西荻チャペルマンション1,2階に新園舎が完成。
1972|4月1日
第2代園長 片谷教雄(西荻教会教育主事)就任。
1972|11月1日
第3代園長 佐々木益男(西南女学院高等学校元校長)就任。
1974|11月1日
園名を「西荻学園幼稚園」へ変更
学校法人の認可を受け、「学校法人西荻学園」を設立。園名を「西荻学園幼稚園」へ変更。
1983|4月1日
第4代園長 糟谷恭(目黒区立東山中学校元教頭)就任。
1994|4月1日
第5代園長 杉本茂(西荻教会牧師)就任。
2010|4月1日
第6代園長 有馬尊義(西荻教会牧師)就任。