秋の恵みをいただいて

肌に感じる風も少しずつ冷たくなり、秋の深まりを感じます。この季節は、園庭で遊びまわるには最適な気候です。戸外での活動をたくさん取り入れていきたいと思います。

先日の運動会では、たくさんのお手伝いとご声援と拍手をありがとうございました。運動会を経験し大きく成長した子どもたちは、活動も自信に満ちて大きく力強くなってきました。これまで、離れてお友だちの様子を見ていた子が積極的に遊びに関わってくるようになりました。下の年齢の子たちが、上の年齢の子たちの遊びを真似して自分たちで遊んでいる姿も多くみられます。自分たちを真似する下の年齢の子たちのお世話をする上の年齢の子たちの優しい姿も見られます。譲ったり、譲られたりといった交渉とコミュニケーションの場面も少し深まってきました。異年齢の子との交流を多く経験することは子どもたちの育ちの力を強く刺激しています。日毎に伸びる子どもたちの姿に教師も喜びを感じています。

秋は様々な実りを子どもたちにも大人にも経験させてくれるうれしい季節です。お芋掘りでは、子どもたちの顔ほどもある大きなお芋を掘り出して、親子一緒に喜ぶ姿もありました。季節や自然が与えてくれる恵みを親子で一緒に喜ぶことは、何よりも子どもたちにとって幸せな経験です。季節感や幸福感という「言葉で言い尽くせないもの」が、子どもたちに伝えられています。

(11月の園だよりから)

2018年10月30日